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YAMAHAのセミアコ [徒然]


 今から溯ること36年前、歳は二十歳、ずっと心の中に秘めていた“新しいギターを買う”という野望を実行に移す時が来た。予算はアルバイトで貯めた10万円。目指すはYAMAHAのセミアコ、SA1200Sのサンバーストだ。定価は12万円だが、20%OFFを織り込んで9万6千円。予算ギリギリ!!


 さて、何故YAMAHAのセミアコだったのか?それには、深そうで浅い訳があったのです。まずは、高校生の頃に買ったエリック・クラプトンの楽譜集。それは、1976年に発表された「No Reason To Cry」の中から数曲が収められたもので、基本的には主要曲が網羅されているものです。そして、その表紙が、笑顔でGibson ES335を抱えているクラプトンなのです。それを見たときに全身を電流が走らなかったのですが、単純に「格好いいな~」と……もうサンバーストの335が頭から離れません。オマケにラリー・カールトンも335だし……因みにその楽譜集は、リットーミュージックから出ていた「エリック・クラプトンの軌跡」というものです。

 ES335のイメージは、ズバリ「オールマイティ!」ロックはもちろん、ロックンロールにジャズ・フュージョン、ブルースもOK!ということは、色々な曲に対応できる。当時参加していた女性ボーカルのコピーバンドにはベストな選択だと考えたわけです。

 そして、もうひとつセミアコを買おうと決断するきっかけになった出来事がありました。ある日、家でテレビを見ていると「パラシュート」というバンドが出ていました。当時は、あまりよく知らなかったのですが、長髪のギタリストがIbanezのセミアコをパッコパコ音で、格好良く演奏しておりました。その人は、そう今剛さんだったのです。とにかく、パッコパコの音にTKO負けでした。


 ただし、この時点で決定したのは、セミアコというだけで、何を買うかは未決。最大のポイントは予算。当然、Gibson ES335は無理なわけで、最初から除外です。当時は、いくらするのかすら考えたこともないくらいの高嶺の花で、楽器屋さんでは触らせてもらえませんでした。

 そこで俄然候補に急浮上したのがYAMAHAのSAシリーズ。なにせ、見た目がES335に近い?のが大きかったです。(笑)そして、ピックアップにはコイルタップが付いているので、多彩な用途に対応できる!!という強みがあったのです。当時コイルタップが付いているギターはあまり無かったと記憶している。


 さて、出動したのは石橋楽器渋谷店。多分今の場所ではなく、公園通りにあったと思うが、とにかく、有り金を握りしめ、付き合っていた彼女を伴い、意気揚々と入店したのだ。

 目指す代物は割と目立つ壁に鎮座していた。「Oh!いたいた!!」心境としてはこんな感じであった。そして、すぐ店員さんに「あれを見せてもらいたいんだけど」とお願いし、目的物を手にした。まあ、ここから試奏するわけだが、気持ちは限りなく憂鬱……何せ腕が無い。(苦笑)とにかくセミアコっぽいフレーズが弾けないかと思案のしまくり、コードなんかをチャラチャラ弾きながら頭の中は「なんか無いの??」と回転しまくりだった。そして思いついたのが、山下達郎の「SPARKLE」のイントロだった。あの印象的なフレーズをひたすら繰り返し弾いていた。しかし、いかんせん下手だった。(悲)他にもバンドで演っていた曲のフレーズなども弾いていたと思うのだが、記憶には「SPARKLE」しかない。(苦笑)そんなこんなで、大汗をかきながら連れて帰ることに決定。因みに、購入後にデートが控えていたので、帰りまで預かってもらったんですけどね。(汗)以降メインとして数々のライブを共にすることになるのでした。


 ギターとしては、とてもしっかり作られていて、指板がエボニーで引き心地がよく、ピックアップの出力も満足いくもので、何より使い勝手がとてもいい。結果大満足で、今でも現役です。後で気付いたのですが、トップがスプルースの単板で、結構珍しい!今でも中古市場で取引されており、「9万6千円は安い買いものだったなぁ」と一人感心しております。(笑)


 まぁ一生の付き合いになるなぁということで、これからもよろしくお願いしますです。(笑)

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