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サザンにジェラシー?! [徒然]

思い起こせば20歳の頃、サザンオールスターズに大いなるジェラシーを抱いていた。

 初めてサザンを見たのは、忘れもしない1978年TBS「ザベストテン」であった。当時流行していたジョギングパンツ姿で「勝手にシンドバッド」を熱唱する桑田佳祐氏がコミカルでもあり、またそれまでにない曲調や雰囲気が新鮮で、その躍動感から何か違うぞという印象を受けたのだ。日本のバンドとしては好きな部類で、テレビで見ることができるロックバンドというのも珍しい時代だったので、身近に感じることができたのが良かった。そして、桑田氏の音楽性のルーツにビートルズやエリック・クラプトンなど私の好きな人たちがいるのが容易に分かったので、その辺も親近感につながっていると思うのです。

 同じ時期に、ロック系では、Charやツイスト、原田真二などもテレビに積極的に出演して活躍していた。彼らは見た目が格好良くアイドル的な扱いをされていたので、それに比較して○○な桑田氏には、より好感が持てたのだと思います。(笑)

 その後、1980年代初頭、アルバム「タイニイ・バブルス」「ステレオ太陽族」「NUDE MAN」とヒットを放っていたのだが、それぞれ良いアルバムで、特に「タイニイ・バブルス」はお気に入りであった。

 その頃は、ラジオの深夜放送をよく聴いていて、特にニッポン放送のオールナイトニッポンがお気に入りであった。笑福亭鶴光やタモリらと並んで桑田佳祐氏が好きだった。確か木曜だったと思うのだが、ある回の放送中に原由子さんのソロ曲「I Love Youはひとりごと」の歌詞の一部が猥褻として放送禁止になったことに抗議して原宿で何かやらかす告知があった。それを聞いた私は、さっそく付き合っていた彼女を誘って表参道に繰り出した。当日は、向かい合ったビルの屋上で、近田春夫とハルオフォンとサザンがゲリラライブを行った。それはまるでビートルズのLET IT BEでの屋上ライブのようですごく格好いいなぁと思い、さらにファンになっていったものだ。

 元々は、サザンがヤマハ主催のアマチュアバンドコンテスト「イーストウエスト」出身ということで、当時自分のバンド活動の目標のひとつが「イーストウエスト」本選出場であり、1回戦敗退(一度だけ2回戦に進出した。)常連の我らにとっては憧れの存在であったのだ。


 さて、そんな憧れの存在であるサザンオールスターズと桑田佳祐氏に何故ジェラシーなんかを抱いたのかということであるが、もちろんメジャーでビッグなサザン!売れているサザン!桑田氏のあの独特な歌声!唯一無二の詩の世界!数々のヒット曲で聴かれるあのメロディ!…当然ながら大いなる羨望の対象であることは間違いなのだ。しかし、それがジェラシーとは、甚だおこがましい。

 それは、前出の彼女が、アルバム「NUDE MAN」を発売直後に携えて私の部屋を訪ねて来たことに始まる。もちろん彼女もサザンのファンであったので、仲良く二人でニューアルバムを聴こうということであった。さっそくステレオにレコード盤をセットし、曲がスタートするのをワクワクしながら、二人並んで待ったのだ。それはほんの数十秒間のことであったが、とても心地の良い時間であったのを今でも鮮明に覚えている。

 1曲目の「DJ・コービーの伝説」が始まった。どこか耳に馴染みのあるイントロから力強いボーカル、勢いのあるスタートであった。曲は進んでいく。期待通りの展開だ。そして、5曲目「匂艶THE NIGHT CLUB」。お得意のちょっとエッチな歌詞がホーンセクションの格好いい演奏に乗って、ズンズン迫ってくる。後に私の数少ないカラオケのレパートリーとなることはこの時予想もしていなかった。

 曲は進みB面へ。「PLASTIC SUPER STAR(LIVE IN BETTER DAYS)」からスタート。続いて名曲「Oh!クラウディア」は永遠に残るバラードではないかと思っているのは私だけではないだろう。そして、B面6曲目、問題の「来いなジャマイカ」だ。曲自体は軽快なサザン流レゲエなのだが、歌詞が凄い!とにかく猥雑!確か、歌詞カードには歌詞がまともに書かれていなかったと記憶している。

 怖いもの知らずの若僧であった自分でも、目のやり場というか耳のやり場に困った。どんな顔をしているのかを彼女に見られるのがとても恥ずかしかった。そんな何とも言えない気持ちで、横で聞いている彼女の顔を恐る恐る見てみると、頬を赤らめながらも笑顔だ!!その瞬間にサザンに対して、いや、桑田佳祐(敢えて呼び捨て)に対して、ムラムラと嫉妬心が沸き上がってきた!!そして、オマケにあのジャケット、一糸纏わぬ裸体の男が波に飛び込む写真が一層変な想像を助長するのだ。


 その後しばらくは、何となくサザンを敬遠していた。別れた彼女と付き合い始めた同級生を何となく避けてしまうのと同じ心境かな。もちろん、そんな事情は彼女をはじめ誰にも言えなかった。言えるはずがないのだ。そして時が流れ、年齢だけは立派な大人に成長した今となっては、青臭い思い出ではある。それにしても、こんなことでサザンや桑田氏に嫉妬心を抱く奴は、まずいないだろう。(笑)もちろん今では、何の違和感もなくサザンや桑田氏の曲を楽しんでいますよ。

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